中島敦(なかじま あつし)- 上村祐翔、Lynn(幼少期)
■探偵社•西のヘタレ
気の弱い男だが、心優しく、いざというときには、自らを犠牲にしても他人を守らんと大胆な行動をとることもある。
孤児院を追放されホームレスとして横浜市を徘徊していたところ、鶴見川に飛び込んでいた太宰治を助けたことで自分の異能を知り武装探偵社に勤める。
孤児院で自分の存在を否定され続けたことから、逆に存在意義のない人間はいないと考えており、自分と境遇が似ている泉鏡花に親身に接し、敵であるモンゴメリに対しても幸せに過ごせる方法が浮かばなかったことを悔いていた。
好きな物は茶漬け・猫・カメレオン・横浜。
嫌いな物は自分自身と昔いた孤児院。
当初は、異能による変身が始まってから人間の姿に戻って目を覚ますまでの自身の記憶・意識が無かったため、太宰達と出会うまでは、自分が孤児院を追い出された理由や「虎」の正体や自分が異能者であることに気づいていなかった。
性格は中島敦の小説『山月記』の主人公、李徴に似ている所が多いキャラクター。
能力『月下獣(げっかじゅう)』
白虎に変身する異能。
その体は銃弾すら通らないほど頑丈になり、身体の一部を失っていても変身の際に猛スピードで復元される。
能力名は上記の短編小説『山月記』から。